
チラシの語源は「散らし」。宣伝文句を紙に書いて文字通り「撒き散らして」いたことに由来するといわれています。
商品自体が少なく、マーケットが情報に飢えていた時代であれば、消費者は撒き散らした紙にも注目してくれたかもしれませんが、情報が溢れている今日にあっては、知恵と工夫のないチラシは見向きもされません。
圧倒的な市場優位性と資本力のある企業であればともかく、中小企業がそんなチラシを作っていれば、すぐに経営に響いてきます。
ゴミとして廃棄されるだけの印刷物を大量生産する「環境に配慮できない企業」とみなされるかもしれません。
チラシは、構成や文章表現やデザインだけで訴求力を高めることはできません。
チラシに掲載する商品はもとより、提供する相手によっても訴求効果は全く変わってきます。
どんなに考え抜かれたすばらしいチラシでも、掲載している商品が、たとえば誰もが知る駄作ゲームソフトでは、販売効果は期待できません。(販売効果のないチラシを「すばらしいチラシ」とは言わないでしょうが。)
また、分譲マンションのチラシを街行く高校生に渡しても、やはり効果は見込めません。
チラシの訴求力を高めるためには、チラシを、商品の企画・コンセプト、販売ターゲット、販売手法等一連のマーケティング活動と密接不可分の「機能」として位置づけることが重要です。
マーケティング活動との連動という意識を持たず、見せ方やデザイン、表現ばかりを優先させたチラシは、単なる作り手の自己満足の作品になってしまいます。
そんなチラシを作って喜ぶのは外部のデザイナーだけです。(コンセプトに時間をかけずに得意のきれいなチラシが作れますので労力が省けます。)
自社の経費を食いつぶし、外注先を儲けさせるだけのチラシを、いつまで作りつづけますか?
チラシひとつであっても、企業としてのマーケティング活動と整合性をとろうとすれば、思いつきや先例を真似るだけでは企画・制作できません。
しかし、労力をかけてでもこの段階でしっかりと役割とコンセプトを固めて制作することにより、結果的には無駄なコストが抑えられ、売り上げ効果に対するPDCAをまわすことができるようになります。
また、売るための仕組みからチラシを制作するという捉え方をマスターしてしまえば、外注先にも的確なオーダーが出せるようにもなるでしょう。
私たちは、チラシを貴社商品の「売れる仕組み」の中に位置づけ、その機能と役割を意識しながらチラシを制作します。
「散らし」から脱したチラシで、ぜひブレのない販売活動を実践してください。